母乳外来

母乳育児を楽しくするためには乳房のトラブルがない事が大切です。出産後から自然卒乳までの乳房のトラブル、授乳困難など母乳育児全般に関する心配ごとへの援助、治療をします。

 ・おっぱいが十分に出ていないのではないか
 ・赤ちゃんが上手に吸ってくれない
 ・乳房が張って痛い、しこりがある
 ・乳房が赤くなっている
 ・乳頭が切れて痛い、水泡や白い斑点がある  など

 
<診察時間>

    外来診療日の午前中
    緊急時はいつでも診察できますが、乳汁分泌は午前中が多く、また治療により症状の変化を考慮すると午前中の受診をお勧めします。
    
時間外・休診日は緊急メールにて相談して下さい。


母乳だけで育っている子は大きい子もいればやや小さな子もいます。然し、平均すると体重も身長も%くらい小さいことがわかってきました。しかし頭囲はやや大きいことがわかりました。
小さいからと云って人工乳を与える事はないのです。

母乳栄養児の発育曲線 石井第一産科婦人科クリニック.pdf へのリンク
                                 
http://square.umin.ac.jp/bonyuu/info/hatuikukyokusen2013.pdf   をご覧ください。


ワクチン2回接種の女性の母乳は新型コロナ抗体が100倍に=米フロリダ大研究チーム

公開日: 更新日:

 新型コロナウイルスワクチンを2回接種した女性の母乳は、未接種の時よりウイルスに対する抗体が100倍も増えることが、米フロリダ大学の研究チームが行った研究によって明らかになった。

 同チームは、医療従事者へのファイザー社製、モデルナ社製のワクチン接種が始まった2020年12月〜2021年3月の間、母乳で赤ん坊を育てていて、新型コロナの感染歴がない女性21人を対象に調査を実施。接種前、1回接種後、2回接種後の3回、血液と母乳を採取し、抗体の量を調べた。

 その結果、2回目のワクチン接種後、血液と母乳に含まれる抗体量は接種前の約100倍になったという。

 赤ん坊は免疫力が弱いため、母乳からさまざまな病気に対する抗体を摂取し、身を守っている。母乳にどのくらいの新型コロナウイルスへの抗体があれば新生児への感染を防ぐことができるのかは、まだ不明だが、研究チームはさらに研究を進める方針だとしている。

 研究結果は専門誌「Breastfeeding Medecine」に掲載されている。