更年期とは教科書的には43歳から55歳くらいのことを言います。
人により違うのですが、およそ40歳を過ぎると女性ホルモンであるエストロゲンが急激に減ってきます。
これにより多くの女性はこのあたりの年齢で、体調の不良を訴えます。
どんな不調かというと 不眠 頭痛 イライラ 肩こり ホットフラッシュ(身体が急に熱くなること) 動悸 鬱状態 発汗(吹き出すような) 手のこばわり 脱力感 など
最近のNHKの番組でもやっていましたがこの更年期の治療の必要な人の5%しか受診していないと言っていました。
それは、症状が多々で具合が悪くてもどの病院に行ったらよいかわからない、からです。
テレビでも、私のクリニックでも、いろいろな科をめぐり、8番目に来たところで更年期と言われた人が出演しておりました。
40歳を過ぎる頃に どうも以前のような元気が出ない とか 閉じこもり気味 とか やたら怒れる とか 体が熱くてクーラーなしでは生活できない とか 自然に涙が出てしまうとか 具合が悪かったら相談においでください 3/4は更年期障害だといわれています。
しばらく(2週間くらい)お薬を飲めばその効果が表れてきます。
ぜひ、相談においでください! 電話 053-586-6166
前もってご予約いただけると待ち時間が少なくなります。
当クリニックは1987年11月に静岡県浜北市に病床数14床で開院した産科医師2人と数名の小児科医の個人の医院です。当医院が他の施設と明らかに違っているのは以下の点であります。
日本のほとんど全てといっていいほどの病院は赤ちゃんが産まれると赤ちゃんは赤ちゃんの部屋、つまり新生児室に収容され、家族の人達、父親でさえガラス越しでなければ赤ちゃんを見ることもできないし、又触れることもできません。赤ちゃんが泣いていてもあやしてくれないし、時間が来れば哺乳瓶のミルクが与えられます。これは明らかにユニセフの言う赤ちゃんの権利の侵害ですが、多くの病院のこのシステムをとっている口実は "お母さんが疲れてるから"です。しかしほとんど全てのお母さん達は出産直後より赤ちゃんに触りたがっているし、赤ちゃんもそれを望んでいるのです。病院の本当の理由は、人手を省くこと、ないしはこれら重要なことを知っていないという事実なのです。近年、多くの病院で母子同室性をとることになりました。喜ぶべきことですが、本当の母子同室性になっておりません。十分な時間抱っこすること、上手に抱っこするすべを医療者から学ばないと赤ちゃんは上手におっぱいを吸えません。上手に吸えないと、おっぱいはいつまでたってもよく出るようになりません。わかっているようでできないことです。犬や馬、牛、チンパンジーがやっているように何回も何回もおっぱいを上手に吸えばおっぱいはできるものなのです。
母子同室や完全母乳育児は母子にとって最高のものなのですが、これを確立するためには病院側の人手がとてもかかります。しかし、お母さんが赤ちゃんのことを知らないで良いはずもなく、人の赤ちゃんを牛のおっぱいで育てればアトピーなどいろいろ問題が起こるのはむしろ当然と考えられます。ほぼすべての病院ではほぼすべての病院では「母乳を進めている」と言いますが、実際にはほぼすべての病院で人工乳を与えています。WHOが言うようになるべく人工乳を与えないことが大切なのです。どの程度の赤ちゃんが人工乳を与えられているかのデータは、BFH(赤ちゃんにやさしい病院)以外、どの病院でも出しておりません。
WHOとユニセフは1978年世界的に母乳育児の衰退を憂いて"母乳育児の推進"を提言いたしました。1989年には世界中のすべての産科施設に対し"母乳育児を成功させるための10ヵ条"を呼びかけ、1991年からはこの10ヵ条を実践する産科施設を「赤ちゃんにやさしい病院」に認定することを開始いたしました。1994年11月当クリニックは日本で3番目、個人の産科施設としては全国で唯一この認定をうけています。
因に現在この認定を受けているのは当院を含めて全国でたった633ヵ所であり、全世界171ヵ国、20,000以上の認定病院数を思えば如何に日本が母乳育児や母子同室に関心が低いかが推察されると思われます。
「母乳育児を成功させるための10ヵ条」には赤ちゃんには母乳以外のものは与えてはならないなど10項目が述べられていますが詳しくはまたお話しさせていただきます。
良いことを少しでも多くの人達に伝えたいと念願しております。